はるかかなた

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2人は同じ女子高に通う1年生で、陸上部。
それぞれが「大人っぽい」、「王子様」という周囲からのイメージと、その枠の中で振る舞ってしまっている自分自身に少しずつ違和感を覚えはじめていた。

ゴールデンウィークの部活の合宿で、入浴時に互いの体を「キレイ」と感じ、「自分の"理想の女の子の体をもつ女の子"」と認識し始めたことが切欠で距離を縮めた関係。



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かなた:
周囲からは「大人っぽい」と思われている。
何に対してもツンツンしているわけではないが、噂話やノリで同調を求める空気には「そういうの――わたし、好きじゃないの」とはっきりと言ってしまうことも「大人っぽい」と思われている要因。

胸が小さいことがコンプレックス。
合宿の入浴時にも大人っぽい雰囲気と一致しない体つきを周囲からいじられて少し憤る。
「はるか」の大き過ぎない胸や女の子っぽい体つきを見て「キレイ」と感じ、無意識に口をついてつぶやいてしまう。

6歳上の姉と2歳下の妹の3姉妹。



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はるか:
身長が少し高目なこともあって、周囲からは「王子様っぽい」と思われている。愛称は「王子」。

人の輪の中心や先頭にいるタイプではないが、意見を求められたときに「そうだね」「いいんじゃないかな」「うーん、どうだろ」などの言い回しが自分の意見より相手の意見を尊重しているようにも受け取られるらしい。
歩きながら話に夢中で人や物にぶつかりそうな友人の後ろで肩に手をそえて止めたり、誘導したりする気づかいの人(当人は状況がわからず驚いて振り返るが、ニコっと笑って自分からはそれを注意したりせず、別の友人が説明したりするようなことがたびたび)。
なので「王子」。言動が男っぽいわけではない。

合宿の入浴時に「王子が男だったらなあ」と周囲からいじられて少し困惑する。
「かなた」の小さな女の子っぽい体つきを見て「キレイ」と感じる。

お尻の下のラインに指や手を添えてしまう癖がある。
伸びなど体のラインが表れる動作も無意識にしていまうので「かなた」からそれらを叱られる(「かなた」自身がそれを見てドキドキしてしまうのと、はるかの体を周りに晒したくない理由で)。

兄と弟がいる。



そんな2人はやがて「自分の"理想の女の子の体をもつ女の子"」の体を自分自身が手に入れることができない嫉妬にも似た感情や、「あなたはわたしに何を求めているの?」という「周囲からのイメージと、その枠の中で振る舞う違和感」に似た「相手の求めと自分の戸惑い」から気持ちが揺れはじめる。



という設定で(を)、いろいろ描いてみました。また時間かかりすぎた。

誰かそんなお話を書いてくださらないかな。チラチラッ


結末はハッピーエンドがいいですね。

「やっぱりあなたが好き(誰でも良いわけではない)」
「わたしはあなたにはなれない(あなたはわたしになれない)」

っていう。
主題は「人は相対の中で自己を認識し、それを積み上げていく」っていう極々当たり前の話です。
それが単に女の子同士だったというだけの。


大枠の設定は思いついても、じゃあひとつひとつのエピソードをどうすれば全体が"面白く"まとまるかって、まったく思い浮かびません。
お話を書ける人はすごいな!


ではでは。