こんこん

くーがつーだYO!

もうすぐ10月になっちゃうけど。


前回の更新で「お尻、腰、背中の練習で水着祭り」と書いたのですが、結局1枚しか描けませんでした。
お尻と背中は難しい、難しい。

f:id:assist21st:20130928054814p:plain


難しかったので、ちょっと気晴らしに別のことをはじめたら、そちらにかかりきりになってしまうといういつものパターンなのでした。

そのかかりきりになってしまったのが以下のものです。


今年の練習課題として「連続動作」を設定してみているのですが、1月の更新時に「投球動作」を描いて以来の2回目になります。

今回は動作「そのものを直接描かずに見た人(受け手)の中で、連続した動作を思い浮かべてもらえるか、保てるか」なんてことを練習してみたつもりです。
縛りとしては、
・台詞、音などの文字の書き込みはしない
・キャプションをつけない前提で伝わるように
・動線(動作線)は描かない
・核心的な部位、行為を描くことをできるだけ避ける
などです。


f:id:assist21st:20130808042044p:plain

f:id:assist21st:20130816053617p:plain

f:id:assist21st:20130818042247p:plain

f:id:assist21st:20130819053001p:plain

f:id:assist21st:20130830053005p:plain

f:id:assist21st:20130831042306p:plain

f:id:assist21st:20130908064128p:plain

f:id:assist21st:20130911043516p:plain

f:id:assist21st:20130914040116p:plain

f:id:assist21st:20130916053110p:plain

f:id:assist21st:20130918040607p:plain

f:id:assist21st:20130924035849p:plain

f:id:assist21st:20130924045315p:plain




いかがでしたでしょうか。
…えーと、「ボーリングの玉で腹筋を鍛えるトレーニングに励む双子姉妹」でございます。


01枚目: 「(声色を変えて)トレーニングをはじめます!」
02枚目: 「はいっ!」
03枚目: ボーリングの玉をつかんで
04枚目: 「よし、こいっ!」
05枚目: 「と、その前に――」
06枚目: 「ボーリングの玉は――」
07枚目: 「手で支えてはいけませんよ」
08枚目: 「それではいきます!30秒!」
09枚目: 「スタート! 1、2、3、4…」
10枚目: 「…28、29、30! ハァー…」
11枚目: 「…しんどいです」
12枚目: 「お疲れ様でした」「(声色を変えて)ありがとうございました!」
13枚目: おわり


f:id:assist21st:20130930042721p:plain



「ボーリングの玉で腹筋を鍛えるトレーニングに励む双子姉妹」というのは嘘で、もしその前に「あらやだ」という内容のものを思い浮かべていただけたならそれが正解です。
ありがとございます、ありがとうございます。

正解の全部の説明はあえてしませんがそれを思い浮かべていただけたのであれば、たぶん2枚目と3枚目で方向付け、2枚目と4枚目との対比、変化(3枚目を受けての4枚目になる)ということでうまく伝えることができたのではないかと思っています。
そんなことを試みてみました、描いてみました。
この段階で右手の動作(のイメージ)は固定できていることになるはず。

5枚目の「指歩き」は当初は描くつもりはなかったのですが、その後が「欲求、欲望のまま、力尽くで」という印象にも受け取れてしまう気がしたので「余裕、焦らし、場馴れ」の意味合いで入れてみました。
これを入れたことで、6枚目の手を握っていく動作は「状況の受容」の意味だけにできたのではないかと思っています。
そうでない場合にはちょっと「拒む」ような印象にも取れたのではないかなと。
「拒む」の印象を強く入れるとすれば、手を押し戻したり、手首に手を添えるとかかな。
顔を上げて、視線を向ければその方向に「拒む」原因となる状況の変化があるってことを示すこともできるかも。

7枚目はアングルがまったく違うもの、微妙に角度が違うもの、目(視線)をいれるか、いれないかなど、5パターンくらい描いてみたのですが、この口の開き方で口角が頬のラインに隠れないこの角度に落ち着きました。
これは気付いてもらえなくてもどちらでもいいのですが、「一旦顎をつける」ことで「余裕、焦らし、場馴れ」を重複させてみました。

縛りということではないのですが、顔全体の表情で印象を引っ張らないことにも注意してみたつもりです。
手だけ、目だけ、口だけを描くことでも映っていない(描いていない)部分の状況とそれによる影響、強弱、緩急を想像してもらえないだろうかなんてことに挑戦してみました。


たぶん、核心的なことをそのまま描いてしまえば、情報はそれに集約される、できるので受け手の受け取り方の幅も容易に狭めることができるのだろうけど、そうしてしまうことで違う要素(例えば「露骨である」とか)で、受け取ることを拒むなんてことが起きることも想像できます。
なので、今回はあえて「切欠を描いたのはわたしですが、イメージは受け手に委ねています。それはあなたの中にある情報ですよ」という内容を選んで練習してみました。


こうした特殊なシチュエーションの動作であれば、はじめに方向付けをすると後は受け手がそれをずっと保ってくれることができるような気がしています。
例えば、「歯をみがく」という動作であれば、歯ブラシと歯磨き粉を提示してあげて、歯ブラシを口元に運ぶ動作を描いてあげれば、歯ブラシを握った手(たぶん利き手)は歯をみがく動作そのものを描かなくても動き続けるような気がします。
あとは就寝とか。
その動作に関わる部位が別の形で再登場するまで動作は続くような気がします。

今回のシチュエーションでも2枚目、3枚目は同じで、寝ている側の子の胸元から上だけを捉え続けるようなやり方(例えば頭を右に左に、そらせたり持ち上げたり、上体をそらせたり)も思いつくので、こういう(核心的な部分を描かない)ケースはたぶん早い段階での「状況の情報提示」がうまくできることが肝心なような気がしています。




キツネの形の手を描いているとき思い出したのですが、幼稚園のとき(たぶん卒園時の)発表会で木琴で演奏するためにはじめて覚えた、練習した曲が「こぎつね」だったりします。
人生ではじめて人前で楽器を演奏するために練習した曲です。
成長過程で補完や上書きはされているだろうけれども、今でも音階を空で言えたりします。すごいな!
そんなこともあってキツネの形の手には親しみを持っています。



もう10月。
ハロウィンで色まで塗ったものが1枚描けたらいいな!
ポケモンX・Y」が発売になっちゃうけど!なっちゃうけど!

では、では