1月31日 追記
「違うなぁ、こうじゃないなぁ…」「んあ゛ーっ」なんて思いながらダラダラと描いていたらこんなに間が開いてしまいました。
1月9日にお誕生日だった方。
その方は、描かれた対象の背景、それを描いた背景、描かれたご本人のそれまでの背景…などを想像してしまう、覗き見たくなってしまうような魅力をもった絵を描かれる方です。
(ご本人がこれを前面に立てて描いておられないのであれば、こんなことを書いてしまうのは失礼以外のなにものでもないのだけれど…)
「あの人の立ってる場所へ」「あの方向へ」とわたしが目標と言ったらいいのか、指標としてる方のうちの一人だったりします。
その方が今年のはじめに「バッティングセンターで見かけた女の子を描きたい」とおっしゃっていたのを目にしたので、「よーし、それじゃ投げる方を」と思ってこんなものを描いてみたのでした。
もともとは、一年経っていないと思うのだけれど、mofuyaさんが「アンダースローの体の構造どうなってるのー」(「ものすごいしなり方してる」というような趣旨で)というようなことをおっしゃってたのをこれまたお見かけして、そのときに「投球動作を一度、描いてみたいな」と思って、ずっと頭にあったのだけれどそのままになっていたのでした。
その後に、博(ひろ)さんの漫画「ゆめくり」で、登場人物に運動神経がものすごいという設定の「塔ノ沢つつじ」という子が風呂の桶をアンダースローで投げる動作を描いているシーンがあって、「ああ、こんな風に動きを自由自在に描けたら楽しいだろうな」なんてことを思って描きたい意欲を強くしていたのでした。
- 作者: 博
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2012/10/23
- メディア: コミック
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博さんはpixivにも投稿されていて、「てへっ」というタイトルの連続動作を描いた作品が素敵です。
そんなこんなで描きたいと思いつつも切欠がなくそのままになっていて、前述の「バッティングセンター」の話で「それでは」と挑戦してみたのでした。
1枚目 打ち合わせ。実はこれは描き直したものなのですが、見返したら前のものの方がまだマシだった…どちらにしても失敗
2枚目 サイン確認のふり。前足に手をかけて体重をあずけるのでなく、ほどよい脱力感を
3枚目 セットポジションから――
4枚目 足を上げて――。3、4枚目の同じ姿勢の2つ目を描くときはなんとなく少しだけ楽。でも重さや勢いはちょっとした描き間違いで簡単に消えてしまうのでした、難しい、難しい
5枚目 「巨人の星」の大リーグボール2号、3号の止め絵のフォームにしてみたり
6枚目 踏み込んで――
7枚目 リリース。ここで正面にくるように2~6枚目は対称のアングルになるような回り込み方をしてみました
8枚目 消える魔球と分身魔球にしてみたり。ちなみに大リーグボール2号、3号はこんな球種ではありません
9枚目 「ドヤッ!」
10枚目 「!」…簡単に打ち返されてしまったのでした
11枚目 おなじみの「おわり」
「投球動作」「連続動作」なのでそれぞれの間にもう1枚ずつあるほうが良い気がしますが、「おめでとう」を言わせるのに間延びしてしまうかもしれないと思ったのでこんな感じになっています。
結局、ひと月かかってしまって1月ももう終わりですが、あらためまして「おめでとうございます」。
これを描きながら、今年の練習課題を「連続動作」にしてみようと決めました。
必然的に枚数を描くことにもなるし、前後を常にイメージし続けるにはよい練習になるかな…と。
ひとつかふたつ…ひとつくらいは着色もできれば…なんてことを思っています。
ひと月でひとつ。できるかなぁ?
はたして、どうなるでしょうか。
では、では。