「白いトンネル」
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今年中に描き終わらない気になってたけど、なんとか終えました。
いやー…あぶない、あぶない。
前回のクリスマスの絵の説明も書いていないのだけれど、まずはこちらの絵から。


下描き
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塗りながら、「雪も含めてもう少し全体的に青っぽい感じにして『青いトンネル』の方がおしゃれかしら…」
なんてことを思ったのですが「白いトンネル」って書いてしまっていたので、そのままの方向でこうなりました。

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こんなラフを事前に描いていて、ポンチョの裾とタイツに青い色を使いたいと思っていたのでした。
「冬」だから寒い色っていうこともあるし。
秋の「赤いトンネル」で主線を取らずにぼんやりとした印象になってしまった反省から、主線をとったうえで色の数は特に制限せずに塗ってみました。
梅雨の「しずくのトンネル」の青メインバージョンのような感じですが淡くしてみたので、より「寒い」印象をもってもらえたら良いのですが。



で、クリスマスの絵
前回の更新時に載せたものに塗り残しがあったのでこっそり差し替えてあります。
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こちらも「ハロウィンの絵」が主線を取らずにのっぺりとして、くどい印象になってしまった反省から主線をとってみました。
髪や肌などひとつひとつのパーツで3色だけ使ってアンチエイリアスのない「Nペン」で塗っています。
主線を含めると4色で、主線だけは半透明ペンを使っています。
各パーツの主の色に明度の高い色を選択して、次に明るい色との差を大きくすることで「光の中」の印象が出せていれば良いなと思っています。
イルミネーションも木の本体を含めて3色なのですが、にじみ、ぼかしを用いないでうまく表現できるものだろうかと不安に思いながら描き進めたらそれなりに見えるものになったんじゃないかなと。
う~ん、どうだろう?どうだろう?



そんなわけで、らとずみさんの「ふぁぼれよの子」をお借りして、「色塗り苦手意識の克服」の練習を兼ねて一枚の絵をベースにして春、梅雨、夏、ハロウィン、秋、クリスマス、冬と7枚を描かせてもらいました。
単なる着せ替えの絵にならないように、でも主の部分は変わらないように、それぞれの季節感や季節イベントの雰囲気なども意識しながらの塗り方に取り組んでみました…が。
やっぱり色塗り難しいな!難しいな!!


「下描きや線画の段階でもっと雰囲気を出せないだろうか」とか、他の絵を描いているときにも「シルエットをもっとかっこよく描きたいな」なんて意識も強くなってきたので、とても良い練習になったような気がしています。


NHKの朝ドラの「純と愛」に黒木華さんが演じる千香ちゃんというキャラクターがいるのですが、退職願を出した回、12/13の放送だったかな?で、この千香ちゃんの着ていたスーツのジャケットの襟元(後ろ)から肩のラインがタイトに出ていて、とてもかっこよかったのですね。それと後姿のジャケットのシルエットも。
ちょうどこの日に肩から背中にかけての絵を描いていたので、たまたまそこに目がいったのですが。

少し前から「Pコートのシルエットのかっこよさをきちんと描きたいな」と思っていた流れがあって、こんなできごとがあったので、服の種類そのものや素材、厚さ、重さの違いによるシルエット、いわば服の表情もきちんと見て取とれるようになりたい、描き取れるようになりたい気持ちがとても強くなってきています。



今年も掛け声だけで終わってしまってることばかりで、知らないこと、できないことばかりが増えていく、足踏みだけで前に進んでいないままの一年でした。
「数をこなすこと」、「ひとつひとつを効率的にこなすこと」この2点がいま、一番の課題というか壁ですが2つが互いに絡み合っているから難しい。
数をこなせば効率化の手段も見えてくるのだろうし、効率化できれば数もこなせるのだろうし。
もっといろいろ見えてくるものもあるのかな?
とにかく繰り返そう。


今年の更新はこれで最後になります。
こんなところに立ち寄ってもらえたり、星をつけていただいたりがモチベーションになってとても助かりました。
ありがとうございました。


来年も「こんなことやってる奴がいる」というようなことで、良くも悪くも誰かにとってちょっとした意味があるものにできればよいなと思っています。

それではみなさん、良いお年を!





今年一番、「思い出せない→思い出す」を繰り返した言葉は「ペプラム」